甲状腺眼症診療を考える会in栃木:2025/11/28
上記、19時より拝聴した。
プログラム
甲状腺疾患の診断と治療
座長
獨協医科大学眼科学講座教授
河越龍方先生
演者
獨協医科大学内科学(内分泌代謝)准教授
城島輝雄先生
テプロツムマブによる甲状腺眼症治療の新時代
一副腎皮質ステロイドを超えて一
自治医科大学 眼科学講座 教授
蕪城俊克先生
北里大学 医療衛生学部
視覚機能療法学専攻 教授
石川 均先生
印象:講演はお二方とも非常にわかりやすく勉強になるご講演だった。
テッペーザの1クールが2200万円前後という。日本の医療費は今の制度でいつまで持つのだろうか。
TRABが正常でもTSABが以上ならTEDになる。テプロツムマプは、IGF-1Rに結合し、IGF-1RとTSHRのクロストークにより引き起こされる現象を抑制すると考えられている。これにより、甲状腺眼症の症状である眼球突出や炎症症状が改善する。
まとめ
● 甲状腺中毒症では、バセドウ病が90%を占める
● バセドウ病
バセドウ病の原因は、TRAbであり甲状腺機能亢進症の原因.
TRAbはバセドウ眼症の原因にもなる。
● バセドウ病は免疫の病気である
バセドウ病患者において、末梢血CD4+、CD8+Tリンパ球でのPD-1発現が増加している。
MMI治療後、末梢血でのPD-1+CD4+T細胞が有意に減少する。
● テプロツムマブ(テッペーザ®)の最近の知見
テプロツムマブは、IGF-1Rに結合し、IGF-1RとTSHRのクロストークにより引き起こされる現象を抑制する。
・甲状腺眼症患者の80~90%は甲状腺機能亢進症を併発し、残りは甲状腺機能正常か、甲状腺機能低下症である。
・甲状腺眼症はバセドウ病の25~50%に合併すると報告されている。
ステロイドパルス療法は眼球突出にはあまり効かない。
テプロツムマブ使用に伴う利点と今後の課題
利点
効果が目に見える
ステロイドの減量・中止可能
治療に職人技が必要ない
終わりのある投与回数(8回)
今後の課題
薬価
導入時期(甲状腺眼症の診断の難しさ)
長期にわたる観察と再発
野口先生が質問:テップ治療後の斜視手術のタイミングについて・・消炎が確認できたら手術を早い時期に試みる。ヘルテルは3回測る。同じ人が測る。専門の係の人が測る。視神経圧迫による視力障害には、第一選択としてテップを使用する。テップが効かなければステロイドや減圧療法を使用する。石川先生は全ての症例に第一選択としてテップを使う。
治療費
テッペーザ®点滴静注用500mg 979,920円
例) 体重60kg
初回投与600mg→979920✕2V=¥1,959,840
2回目以降投与1200mg→979,920✕3V=¥2,939,760
治療終了(計8回投与)まで総額=¥22,538,160
・・・高い!
アイソトープによる治療はTEDを悪化させる。1度使うとTEDは難治になる。

プログラム
甲状腺疾患の診断と治療
座長
獨協医科大学眼科学講座教授
河越龍方先生
演者
獨協医科大学内科学(内分泌代謝)准教授
城島輝雄先生
テプロツムマブによる甲状腺眼症治療の新時代
一副腎皮質ステロイドを超えて一
自治医科大学 眼科学講座 教授
蕪城俊克先生
北里大学 医療衛生学部
視覚機能療法学専攻 教授
石川 均先生
印象:講演はお二方とも非常にわかりやすく勉強になるご講演だった。
テッペーザの1クールが2200万円前後という。日本の医療費は今の制度でいつまで持つのだろうか。
TRABが正常でもTSABが以上ならTEDになる。テプロツムマプは、IGF-1Rに結合し、IGF-1RとTSHRのクロストークにより引き起こされる現象を抑制すると考えられている。これにより、甲状腺眼症の症状である眼球突出や炎症症状が改善する。
まとめ
● 甲状腺中毒症では、バセドウ病が90%を占める
● バセドウ病
バセドウ病の原因は、TRAbであり甲状腺機能亢進症の原因.
TRAbはバセドウ眼症の原因にもなる。
● バセドウ病は免疫の病気である
バセドウ病患者において、末梢血CD4+、CD8+Tリンパ球でのPD-1発現が増加している。
MMI治療後、末梢血でのPD-1+CD4+T細胞が有意に減少する。
● テプロツムマブ(テッペーザ®)の最近の知見
テプロツムマブは、IGF-1Rに結合し、IGF-1RとTSHRのクロストークにより引き起こされる現象を抑制する。
・甲状腺眼症患者の80~90%は甲状腺機能亢進症を併発し、残りは甲状腺機能正常か、甲状腺機能低下症である。
・甲状腺眼症はバセドウ病の25~50%に合併すると報告されている。
ステロイドパルス療法は眼球突出にはあまり効かない。
テプロツムマブ使用に伴う利点と今後の課題
利点
効果が目に見える
ステロイドの減量・中止可能
治療に職人技が必要ない
終わりのある投与回数(8回)
今後の課題
薬価
導入時期(甲状腺眼症の診断の難しさ)
長期にわたる観察と再発
野口先生が質問:テップ治療後の斜視手術のタイミングについて・・消炎が確認できたら手術を早い時期に試みる。ヘルテルは3回測る。同じ人が測る。専門の係の人が測る。視神経圧迫による視力障害には、第一選択としてテップを使用する。テップが効かなければステロイドや減圧療法を使用する。石川先生は全ての症例に第一選択としてテップを使う。
治療費
テッペーザ®点滴静注用500mg 979,920円
例) 体重60kg
初回投与600mg→979920✕2V=¥1,959,840
2回目以降投与1200mg→979,920✕3V=¥2,939,760
治療終了(計8回投与)まで総額=¥22,538,160
・・・高い!
アイソトープによる治療はTEDを悪化させる。1度使うとTEDは難治になる。
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